【部屋んぽ】チンチラの部屋んぽは必要?始めるならいつから?


チンチラ飼育をはじめてから最初に悩むのは「部屋んぽって本当に必要なの?」「どれくらいで部屋んぽをはじめたら良いんだろう?」という問題。ペットショップの人には「毎日部屋んぽをすること」「チンチラが新しい家や飼い主に慣れてから」と説明を受けるかと思います。
しかし、「何故部屋んぽを毎日するのか」チンチラが家や飼い主に慣れる」とはどの状態なのか。この状態がわからないことには、部屋んぽが始められません。
そこで今回はチンチラの部屋んぽの必要性と、いつから始めたら良いのか、そのベストなタイミングについて記載していきます。

 

部屋んぽは何故必要か。
部屋んぽをしないリスクについて

 

そもそも部屋んぽは何故必要なのか?本当にやらなければいけないことなのかを見ていきます。

チンチラのハート画像

健康のための運動

人間同様、体を動かすことによって丈夫な骨や筋肉の成長に繋がります。部屋で思うままに体を動かすことはチンチラの健康にとって重要な行動となります。
他にも思いっきり体を動かすことで、その後ぐっすり睡眠ができる、好き嫌いなく食事をする、などに繋がります。

ストレス解消と健全な欲求充足

からだを思いきり動かすことでストレスの解消になったり、湧き上がる好奇心や自分で「あそこに行きたい!」「これがしたい!」というや欲求を満たすことができます。これはチンチラの健全な心身の成長にとって、必要となります。

飼い主との信頼関係が増す

部屋んぽ中のチンチラは自由です。ケージの中でのコミュニケーションとは異なり、チンチラが自分で選択して飼い主とコミュニケーションを図ろうとします。
膝の上に乗る、餌が欲しい、撫でてとおねだりするなどチンチラから歩み寄り、それを飼い主が応えることで信頼関係が生まれます。「膝の上に乗っても何も怖いことがなかった」「餌をおねだりしたらくれた」「撫でて欲しいと歩み寄ったら撫でてくれた」と、その積み重ねになります。
何よりもチンチラは飼い主と一緒に遊ぶことを喜ぶ動物です。積極的に遊ぶことで更に仲良くなることができます。

 

上記を踏まえ、チンチラの健康や愛くるしい行動などは部屋んぽで培われるものだということがわかりました。つまり、部屋んぽをしないリスクはチンチラのからだや心の成長不全、飼い主との絆が生まれにくいということになります。

 

チンチラが慣れないまま部屋んぽをするリスク

 

チンチラと早く仲良くなりたい、広い部屋で自由にさせたいと思うかもしれません。しかし、チンチラが飼い主や家に慣れないまま、部屋んぽを始めた時にはそのリスクが生じます。

 

チンチラの危険

なつき具合が遅くなる

飼い主に慣れていない、家に慣れていない状態で部屋んぽを始めると、チンチラはケージの外で「どこか隠れるところがないか」と安心できる場所を探します。
飼い主を避けるように部屋んぽを始めるので、それが習慣化し、結果的に「一人でも大丈夫」と思うようになって飼い主と一緒に遊ばなくなってしまいます。
「一人でも大丈夫」と思うようになってからチンチラと仲良くしようとすると、とても時間がかかります。

 

コミュニケーションを嫌がる

「一人でも平気」と思うチンチラは文字通り「一人でも平気」なのです。そのため、飼い主が触ろうとしたり、コミュニケーションを取ろうとすると「一人で遊べるもん!」「邪魔しないでよ!」と嫌がるようになります。

 

わがままになる

一人で行動してきたチンチラは思い通りにならないことを嫌います。好きな時に部屋んぽができない、食べたエサが好みのものではない、そういったフラストレーションがストレスになったり、飼い主を困らせる行動に出たりすることもあります。

 

部屋んぽを始めるタイミング

 

チンチラにとって部屋んぽと始めるタイミングが大事なことがわかりました。それでは次に部屋んぽをいつ頃からはじめたら良いか、そのタイミングについてです。

 

チンチラのきょとん顔

飼い主の声に反応する

お迎えしたりの頃は反応しないどころか、飼い主の声に怖がったり、驚く場面もあるかと思います。
しかし、ケージ内でコミュニケーションをとるうちに、次第にそれはなくなってきます。
「呼ばれたらごはんがもらえた」「呼ばれても怖いことが何も起きなかった」という関係である必要があります。

手を怖がらない

チンチラは被食動物なので、「襲われるかもしれない」という危機感が潜在的にあります。チンチラに触る、餌をあげる、などの行為も「何かされるかも」と感じます。
しかし、ケージ内でしっかりコミュニケーションを取り、飼い主の手を怖がらないようになると次第に「この人は怖くないかもしれない」「この手は自分に悪いことをしない」とチンチラは思い始めます。その状態から部屋んぽを始めることで、コミュニケーションが取りやすくなります。

 

ケージ内が安心できる場所と認識している

ケージ内が自分にとって安心できる場所と認識することで、「何かあってもここに戻ってくれば大丈夫!」という保険になります。この安心はチンチラのストレスの軽減にも繋がってきます。

 

お迎えしてから●日目から

これはチンチラの性格にもよって変わってくるため正直ありません。
しかし、チンチラが新しい家に慣れるまでは総じて約1週間ほどあるため、部屋んぽ開始はお迎えしてから一週間以上経ってからを目安としてください。

下記に我が家のチンチラがお迎えしてからどれくらいで部屋んぽを始めたかを書いているので、参考にしてみてください。

 

アンゴラチンチラブログ~伊万里日記~

お迎え3週間目で部屋んぽデビュー。ひざの上でごはんを食べるチンチラが可愛すぎます。…

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初の部屋んぽにチンチラが遊びまくります。最初はチンチラの行動も謙虚なものです。…

 

最後に

 

以上、チンチラにとって部屋んぽが何故必要か、またいつ頃から始めたら良いのか記載しました。
チンチラはコミュニケーションを取ることで驚くほど懐いてくれます。個体のもともとの性格にもよって変わっては来ますが、コミュニケーションを積み重ねることで、どんな子でも懐いてくれます。
そのために重要なのがこの部屋んぽです。適切なタイミングでしっかりチンチラとのコミュニケーションを図りましょう。

素敵なチンチライフを!




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